インストールの手引き
著者:梅谷 武
語句:ToposNote, インストール, バージョンアップ, アンインストール, ライセンス, ディジタル署名
語句:ToposNote, インストール, バージョンアップ, アンインストール, ライセンス, ディジタル署名
ToposNoteのインストール、バージョンアップ、アンインストールの方法と調整法の解説
作成:2010-03-17
更新:2011-03-08
更新:2011-03-08
配布物の圧縮ファイルを解凍すると次のような構成のフォルダになっています。
≪doc≫には動画が含まれていませんので、なるべく最新の完全なマニュアルであるオンラインマニュアルを参照するようにしてください。
≪doc≫ | マニュアル(動画が含まれていません) |
≪icon≫ | アイコン |
≪obj≫ | OBJ形式サンプルデータ |
≪sample1≫ | サンプルプログラム1 |
≪sample2≫ | サンプルプログラム2 |
≪std≫ | 標準ライブラリ |
config.ini | 動作設定ファイル |
lua5.1.dll | Luaインタプリタ本体 |
Readme.txt | 配布物一覧 |
ToposNote.exe | プログラム実行ファイル |
プログラムをインストールし、実際に運用すると次のような構成に変わります。
≪DEM50≫ | 50mメッシュ標高データ |
≪doc≫ | マニュアル |
≪icon≫ | アイコン |
≪LOG≫ | ログファイル |
≪MAP25000≫ | 1/25000地形図 |
≪MAP200000≫ | 1/200000地勢図 |
≪obj≫ | OBJ形式サンプルデータ |
≪sample1≫ | サンプルプログラム1 |
≪sample2≫ | サンプルプログラム2 |
≪std≫ | 標準ライブラリ(この内部を編集しないことを推奨します) |
≪sys≫ | システム管理用データ(この内部を編集しないでください) |
config.ini | 動作設定ファイル(必要に応じて編集してください) |
lua5.1.dll | Luaインタプリタ本体 |
Readme.txt | 配布物一覧 |
ToposNote.exe | プログラム実行ファイル |
≪DEM50≫、≪MAP25000≫、≪MAP200000≫は標高データや地図画像をインストールすると作成されます。
≪LOG≫には保存機能で作成されたLuaスクリプトが格納されます。
≪std≫は、LuaでCGプログラミングする際によく使われる定数や関数をまとめたものです。ToposNote向けのプログラムを流通しやすくするためにこの内部を編集しないことを推奨します。利用者が独自のライブラリを開発する際には、別のディレクトリを作成し、ディレクトリ名がそのライブラリ体系の名前になるようにしてください。
≪sys≫は、最初にプログラムを起動し、正常に終了したときに作成されます。この内部の情報はプログラムの実行に係わりますので編集しないでください。
3D地形図を使わない場合、ToposNoteはフリーソフトですので、ライセンスは必要ありません。次の手順だけでインストールすることができます。
- 正式な配布物を適当なフォルダに解凍してください。その際、日本語フォルダ名のフォルダ下に置かないでください。この際、古い配布物をインストールしたフォルダのコピーは使わないでください。
- 実行ファイル:ToposNote.exeのショートカットを作成して、デスクトップに置いてください。
3D地形図を使う場合、ToposNoteはライセンスが必要になりますが、3D地形図エンジンの動作確認のため、ライセンス無しでも1次メッシュコード:5136(伊勢)の区画内は表示できるようになっています。上の地図を使わない場合のインストールを行なった後に、以下の手順でお使いの環境に最適なconfig.iniを作成してください。
まず、[コントロールパネル]→[システム]で、CPU, メモリ, OS等を調べてください。次にToposNoteを起動して、[メニュー]→[ヘルプ]→[版数情報]により、OpenGLのバージョンや最大テクスチャサイズを調べてください。
これらの情報から次のチェックシートを埋めてください。
----------------------------------------
CPU: Intel Core2Duo P8400 2.26GHz
RAM: 2GB
HDD: 320GB
OS: Windows Vista SP2
----------------------------------------
GPU: ATI Mobility Radeon HD3470
RAM: 256MB
Display:1280×1024×32bpp
OpenGL: 2.1
Texture:8192×8192 (Max texture size)
----------------------------------------
config.ini設定例を参考にして、プログラムフォルダ内のconfig.iniを編集してください。
[OpenGL] Version = 2 TexWidth = 2048 TexHeight = 2048 [Cache] DEM50 = 25 Map25000 = 12 Map200000 = 12 Topograph50 = 4
第7章 3D地形図エンジンの説明に従って、利用したい場所付近の標高データや地図をインストールしてください。
タスクマネージャでモニタしながらプログラムを動作させ、物理メモリの使用率のピークが全体の80%を超えないようにテクスチャサイズやキャッシュ容量を調整してください。
その際、物理メモリの使用率が100%に近づくと物理メモリと仮想メモリとして使っているディスク領域とのデータ交換、いわゆるスワッピングが頻繁に行なわれ、システムの応答が極めて遅くなることがありますので十分注意してください。
Step 3.までの手順で十分に動作確認して、問題が無いようでしたら、ベクターからToposNoteのライセンスキーをご購入の上、[メニュー]→[ヘルプ]→[ライセンス認証]からライセンスキーを登録してください。
正式に配布されたプログラム実行ファイル[ToposNote.exe]には、GMOグローバルサイン株式会社が発行したコードサイニング証明書により、作者のディジタル署名が施されています。
このディジタル署名は、配布物をダウンロード・解凍後、エクスプローラでプログラム実行ファイルを選択・右クリックし、プロパティダイアログで次のように確認することができます。
これはOS環境やその設定により異なりますが、セキュリティセンターから発行されるセキュリティ警告ダイアログでも確認することができます。
もしこのディジタル署名が確認できないときは、プログラム実行ファイルが改竄もしくは破壊されている可能性がありますので、プログラムを実行しないでください。
原則として旧バージョンのデータやパラメータ、ライセンス情報はそのまま引き継ぐことができます。旧プログラムをインストールしたフォルダ内の実行ファイル(ToposNote.exe)を入れ替えるだけでバージョンアップができます。
旧バージョンをインストールしたフォルダを削除して、新規にインストールする場合は、ライセンス認証をやり直してください。
レジストリ等の環境には一切書き込みをしていませんので、フォルダを消去するだけでかまいません。
---------------------------------------- CPU: Intel Core2Duo E7500 2.93GHz RAM: 3GB HDD: 500GB OS: Windows 7 ---------------------------------------- GPU: NVIDIA GeForce 310 RAM: 512MB Display:1920×1080×32bpp OpenGL: 3.2.0 Texture:8192 ----------------------------------------
[OpenGL] Version = 2 TexWidth = 4096 TexHeight = 2048 [Cache] DEM50 = 25 Map25000 = 25 Map200000 = 25 Topograph50 = 12
---------------------------------------- CPU: Intel Atom Z530 1.60GHz RAM: 2GB HDD: 256GB OS: Windows 7 ---------------------------------------- GPU: GDI Generic RAM: - Display:1600×780×32bpp OpenGL: 1.1 Texture:1024×1024 ----------------------------------------
[OpenGL] Version = 1 TexWidth = 1024 TexHeight = 1024 [Cache] DEM50 = 25 Map25000 = 9 Map200000 = 9 Topograph50 = 4
---------------------------------------- CPU: Intel Core2Duo P8400 2.26GHz RAM: 2GB HDD: 320GB OS: Windows Vista SP2 ---------------------------------------- GPU: ATI Mobility Radeon HD3470 RAM: 256MB Display:1280×1024×32bpp OpenGL: 2.1 Texture:8192×8192 ----------------------------------------
[OpenGL] Version = 2 TexWidth = 2048 TexHeight = 2048 [Cache] DEM50 = 25 Map25000 = 12 Map200000 = 12 Topograph50 = 4
---------------------------------------- CPU: AMD Athlon64 X2 4600+ 2.41GHz RAM: 1GB HDD: 200GB OS: Windows XP SP3 ---------------------------------------- GPU: Quadro NVS 210S/PCI/SSE2/3DNOW! RAM: 256MB Display:1280×1024×32bpp OpenGL: 2.0 Texture:4096×4096 ----------------------------------------
[OpenGL] Version = 1 TexWidth = 4096 TexHeight = 2048 [Cache] DEM50 = 25 Map25000 = 9 Map200000 = 9 Topograph50 = 4
---------------------------------------- CPU: Intel Core U1400 1.2GHz RAM: 504MB HDD: 37GB OS: Windows XP SP3 ---------------------------------------- GPU: Intel 945GM RAM: 128MB Display:1024×600×32bpp OpenGL: 1.4 Texture:2048×2048 ----------------------------------------
[OpenGL] Version = 1 TexWidth = 2048 TexHeight = 2048 [Cache] DEM50 = 25 Map25000 = 3 Map200000 = 3 Topograph50 = 1
Published by SANENSYA Co.,Ltd.