下水処理場
著者:梅谷 武
語句:福島第一原発周辺の下水処理場における汚泥のセシウム濃度
作成:2011-05-09
更新:2011-06-02
 福島県の調査による下水処理場の汚泥中のセシウム濃度が10,000Bq/kgを超えた場所を地図上にプロットする。
 茨城県の調査も追加(5/10)。
福島市 堀河町終末処理場 Cs 446,000 Bq/kg(5/4)
郡山市 県中浄化センター Cs 334,000 Bq/kg(4/30)
いわき市 中部浄化センター Cs 72,500 Bq/kg(5/3) 焼却灰
会津若松市 下水浄化工場 Cs 17,700 Bq/kg(5/3)
ひたちなか市 那珂久慈浄化センター Cs 17,020 Bq/kg(5/4) 焼却灰
 郡山市より福島市の濃度が濃いのは放射性物質の拡散の仕方と合致している。汚泥は圧縮されており、下水処理場に流入する下水量とも関係している。
 福島市と郡山市の施設は阿武隈川に放水し、阿武隈川を経由して太平洋に流れる。いわき市の施設は焼却しているが、藤原川に流れてもやはり太平洋に至る。会津若松市の施設は阿賀川に放水し、阿賀野川経由で日本海に流れる。
 雨により放射性物質が流されているとすれば、周辺地域の河川・湖沼の水質調査も求められる。

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