写真ツアーを作る
著者:梅谷 武
語句:写真ツアー, KML, Google Earth
Google Earthで再生するための写真ツアー(KML形式データ)の作成方法。
作成:2011-06-07
更新:2011-06-07
 ここで言うところの写真ツアーとは、Google Earthで再生するための写真付きKML形式ツアーデータのことです。簡単なサンプルをいくつか挙げます。
 GPSデータロガーとデジカメをもって、写真を撮りながら歩き回ったとしましょう。このとき、ToposNoteにGPSトラックデータと撮影した写真を順番にドラッグ&ドロップしていくことにより、Google Earth上で、撮影場所とカメラの視点を再現するカメラワークにより、歩き回った経路を辿りながら、写真を風景に重ね合わせて順番に表示していくようなツアーデータを作成することができます。
 このデータはKML形式ファイルとして出力されますから、KMLの素養があれば、これを編集して、より上質のツアーデータに仕上げることもできます。
 この文書では、写真ツアーのもっとも簡単な作り方について解説します。
  • GPSデータロガー(例:Holux M-241)
  • デジカメ
  • PC(Windows)
  • ToposNote2
 GPSとデジカメの電池残量を確認し、必要に応じて電池交換・バッテリー充電を行う。
 必要に応じて予備の電池やバッテリーを用意する。
 必要に応じてデータ初期化や電子コンパス・高度の校正等を行う。
 GPS受信動作を確認し、そのときデジカメの時計を秒単位でGPS時間に合わせる。
 GPSの電源を入れ、軌跡記録を開始する。
 GPSは電波が受信し易い位置に固定する。例えばザックの上部等。
 歩きながら、見せたい景色や対象を撮影する。このとき、写真ツアーのカメラワークをある程度意識しながら、同じ場所でなるべく複数方向の写真を撮影しておく。
 GPSトラックデータをGPX形式でPCに保存する。
 写真データをPCに保存し、写真ツアー用に横1024ピクセル以下に縮小しておく。このとき、Exifデータは原画のものをそのまま残しておく。カメラメーカー純正ツールで最高画質で圧縮するのがよい。
 もし圧縮時にExifデータを残しておくことが出来ない場合は、原画で写真ツアーを作成し、その後、圧縮したものを同じファイル名に書き換えればよい。ファイル名において大文字小文字は区別されるので注意する。
Published by SANENSYA Co.,Ltd.